魚道実験遡上数(最終)

北海道開発局旭川開発建設部が、30日午後に発表した、今回の魚道実験における日ごとの実験魚道遡上数です(サクラマス速報値)。
9月30日に旭川開発建設部が出した魚道実験の報告には、以下の付記があります。
(続きを表示)
【今後の予定等について】
9月27日に「下川自然を考える会」から「魚道の影響で魚道上流部で産卵の異常が起きているのではないか」とのご懸念が、口頭で、サンルダム建設事業所あてに示されました。
懸念されている事項は、以下のとおりです。
a.サクラマスは調査用魚道下流約120m地点の深みにおいて、2〜3日停滞したのち調査用魚道を通過している。
b.この2〜3日の停滞のためサクラマスはストレスを感じており、そのため、魚道通過後、サンル川の支川にのぼって産卵すべきものが、多くのサクラマスがサンル川本川において産卵している。
c.結果的にサンル川本川に産卵床が多く、支川に少ないという事態が生じており、これは調査用魚道による遡上障害の可能性がある。
d.よって即日、調査用魚道のための河川締め切りを撤去してほしい。
※詳細は「下川自然を考える会」にお問い合わせ下さい。
このご懸念に対し、当事業所としては、専門家及び産卵床調査担当者の意見を踏まえつつ、翌日9月28日に「下川自然を考える会」に以下の考え方をもとに説明しました。
1.22日時点では、調査用魚道下流約120m地点の深みにおいて58尾のサクラマスが確認されていたが、23日に降雨があり、同日100尾以上のサクラマスが魚道を通過した。
2.26日時点で深みにいるサクラマスは2尾と大幅に少なくなっている。
3.一方、26日〜27日にかけて調査用魚道を通過したサクラマスは30尾程度となっており、現段階では調査用魚道下流の深みに2〜3日停滞しているという状況は生じていない。
4.サンル川本川に産卵床が多く、比較的流量の少ないサンル川の小支川に産卵床が少ない傾向にあることは当方も確認している。
5.一方、調査用魚道設置地点より上流約15kmでサンル川に合流する比較的大きな支川である幌内越沢川においては、9月18日時点で300箇所以上の産卵床が確認されている。
6.調査用魚道による調査開始後、18日までには100尾程度のサクラマスしか魚道を通過していないことから、この時点で幌内越沢川の支川に上がらず同川本川で産卵したサクラマスの大部分は魚道調査開始の前、すなわち調査用魚道の影響を受けずに当該地点を通過していったサクラマスであると考えられる。
7.これらのことから、サンル川、幌内越沢川で見られるように、相対的に流量の多い河川に産卵床が多く、流量の少ない小支川に産卵床の少ない状況については、魚道の影響により生じたものとは考えにくい。
8.以上の状況等を考慮し、魚道調査継続と判断する。
9.10月に再度サンル川全流域の産卵床調査を行うこととしており、それらの結果等も踏まえ、今後、天塩川魚類生息環境保全に関する専門家会議において総合的に検討する予定。
以上のとおり、多数のサクラマスが魚道を遡上しており、魚道による明確な遡上障害は確認されておりませんが、今後の予定として、今回の試験結果を整理した上で、天塩川魚類生息環境保全に関する専門家会議において意見をいただくこととしております。
http://www.as.hkd.mlit.go.jp/teshio_kai/gyorui/tyousakekka_pdf/080930_gyodoukekka12.pdf
※下川自然を考える会による意見、サンルダム建設事業所による回答の記号および番号は、こちらで振ったものです。
【関連報道】
サクラマスの産卵は? サンル川魚道実験終了(北海道新聞 2008/10/1)
9月27日に「下川自然を考える会」から「魚道の影響で魚道上流部で産卵の異常が起きているのではないか」とのご懸念が、口頭で、サンルダム建設事業所あてに示されました。
懸念されている事項は、以下のとおりです。
a.サクラマスは調査用魚道下流約120m地点の深みにおいて、2〜3日停滞したのち調査用魚道を通過している。
b.この2〜3日の停滞のためサクラマスはストレスを感じており、そのため、魚道通過後、サンル川の支川にのぼって産卵すべきものが、多くのサクラマスがサンル川本川において産卵している。
c.結果的にサンル川本川に産卵床が多く、支川に少ないという事態が生じており、これは調査用魚道による遡上障害の可能性がある。
d.よって即日、調査用魚道のための河川締め切りを撤去してほしい。
※詳細は「下川自然を考える会」にお問い合わせ下さい。
このご懸念に対し、当事業所としては、専門家及び産卵床調査担当者の意見を踏まえつつ、翌日9月28日に「下川自然を考える会」に以下の考え方をもとに説明しました。
1.22日時点では、調査用魚道下流約120m地点の深みにおいて58尾のサクラマスが確認されていたが、23日に降雨があり、同日100尾以上のサクラマスが魚道を通過した。
2.26日時点で深みにいるサクラマスは2尾と大幅に少なくなっている。
3.一方、26日〜27日にかけて調査用魚道を通過したサクラマスは30尾程度となっており、現段階では調査用魚道下流の深みに2〜3日停滞しているという状況は生じていない。
4.サンル川本川に産卵床が多く、比較的流量の少ないサンル川の小支川に産卵床が少ない傾向にあることは当方も確認している。
5.一方、調査用魚道設置地点より上流約15kmでサンル川に合流する比較的大きな支川である幌内越沢川においては、9月18日時点で300箇所以上の産卵床が確認されている。
6.調査用魚道による調査開始後、18日までには100尾程度のサクラマスしか魚道を通過していないことから、この時点で幌内越沢川の支川に上がらず同川本川で産卵したサクラマスの大部分は魚道調査開始の前、すなわち調査用魚道の影響を受けずに当該地点を通過していったサクラマスであると考えられる。
7.これらのことから、サンル川、幌内越沢川で見られるように、相対的に流量の多い河川に産卵床が多く、流量の少ない小支川に産卵床の少ない状況については、魚道の影響により生じたものとは考えにくい。
8.以上の状況等を考慮し、魚道調査継続と判断する。
9.10月に再度サンル川全流域の産卵床調査を行うこととしており、それらの結果等も踏まえ、今後、天塩川魚類生息環境保全に関する専門家会議において総合的に検討する予定。
以上のとおり、多数のサクラマスが魚道を遡上しており、魚道による明確な遡上障害は確認されておりませんが、今後の予定として、今回の試験結果を整理した上で、天塩川魚類生息環境保全に関する専門家会議において意見をいただくこととしております。
http://www.as.hkd.mlit.go.jp/teshio_kai/gyorui/tyousakekka_pdf/080930_gyodoukekka12.pdf
※下川自然を考える会による意見、サンルダム建設事業所による回答の記号および番号は、こちらで振ったものです。
【関連報道】
サクラマスの産卵は? サンル川魚道実験終了(北海道新聞 2008/10/1)




